このページでは、2025年(令和7年)の干支「蛇」のイラストを使用した年賀状と、職場の上司・先輩に出す年賀状、友人・知人・仕事関係者に出す年賀状の書き方と例文・文例をご紹介しています。
また、年賀状の句読点(くとうてん)の有無、年賀状・新年の挨拶用語の使い分け、年賀状で間違えやすい表現、年賀状を出すのが遅れた場合、年賀状の礼儀作法など、年賀状の書き方動画を交えてご紹介しています。
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年賀状といえば、もらう側にとっては、元旦の楽しみの一つ。
送る側としては、せっかく年賀状を出すのなら、元旦に届くようにしたいものです。
2025年(令和7年)の年賀状を全国に元旦配達してもらうためには、引き受け開始日の2024年12月15日から、最終投函日の12月25日までに投函すれば、元日に届くようです。
年賀状を近くのポストに投函する場合は、12月25日の最終集荷時刻より前に投函すれば、元旦に配達してもらえるということです。
なお、年賀はがきの販売は11月1日から。
年賀状は元旦に配達してもらえるよう早めに準備して、引き受け期間(最終集荷時刻)内にポストに投函するか、郵便局まで直接持っていきましょう
年賀状といえば、干支を書いたり干支がプリントされたものを利用するのが定番ですね。
2025年(令和7年)は、十二支で言うところの「巳(み=へび)」年です。
上記見本のようなイラスト入りの年賀状の場合でも、そのまま出しては味気ないものになってしまいます。
どこかにスペースを見つけて、出来る限り「手書きでひと言」付け加えるようにしましょう。
今年も一緒に家族で温泉に行きましょう
〇〇会の新年会でお会いできるのを楽しみにしています
今年は皆の迷惑にならない程度にゴルフの腕を磨きます
今年はピアノの三級を目指します
今年は結婚する予定です
今年は引っ越しの予定です
皆様に幸多き一年になりますように
〇〇さんにとってすばらしい一年になりますように
本年もご指導のほど宜しくお願い申し上げます
昨年のご厚情に御礼申し上げます
などなど、自分と送る相手の間柄に合わせて、手書きでプラスひと言(一文)だけでも添えれば、さらに気持ちが伝わるものです。
謹賀新年 旧年中は公私にわたり親身なご指導をいただき、誠にありがとうございました 本年もかわらぬご教示を賜りますようよろしくお願い申し上げます 〇〇様とご家族の皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます 令和〇年 元旦 |
新年おめでとうございます |
句点(くてん)=「。」
読点(とうてん)=「、」
年賀状には句点や読点は付けてはいけないの?
結論から言うと、年賀状に「句読点は付けても付けなくても、どちらでも良い」というのが正解!
確かに、年賀状には「。」や「、」などの句読点は使わないという習慣(風習)があります。
しかし、
郵便局の年賀状の基本ルールでも「句読点や改行を入れましょう」と推奨しているように、現代では年賀状に句読点や改行を入れたとしても間違いということではありません。
「古くは、挨拶文には「。」「、」といった句読点は使わないという習慣もありましたが、読みやすさを優先して、句読点や改行を入れましょう。」
(郵便局の年賀状文例集の「年賀状の基本:年賀状の組み立て方・基本ルールはこちら」より引用)
とはいえ、昔気質の方へ送る場合に気になるのであれば、風習に沿った書き方で新年のご挨拶をした方が無難でしょう。
ビジネス「恩師・取引先」への挨拶文
【年賀状の書き出し文】《恩師・取引先》 ビジネス
「謹んで年頭(年始、新春)のご祝辞(挨拶)を申し上げます」
「新春のお喜びを申し上げます」
「新年おめでとうございます」
『賀詞』
「謹賀新年」、「恭賀新年」
四文字の賀詞も丁寧な表現とされています。 |
「友人・同僚」への挨拶文【年賀状の書き出し文】《友人・同僚》
「あけましておめでとうございます」
「新年おめでとうございます」
『賀詞』
「賀正」、「迎春」、「賀春」、「頌春」、「福春」、「寿春」、「謹賀新年」、「恭賀新年」
「賀正」などの二文字の賀詞は、くだけた表現に当たります。
改まった相手には避けた方が無難です。 |
年賀状の「文面のマナー」
「去る」「失う」などの「忌やみ言葉」は避けるのがマナー。
また、「去年」は避け、「昨年」「旧年」を使う。 |
年賀状の「文末 の書き方」
「元旦」
「令和○○年 元旦」
「20○○年 元旦」
また、すべて印刷の場合、ひと言、「手書きの言葉」が添えられていると、もらってうれしい年賀状になります。 |
「謹賀新年 あけましておめでとうございます」は賀詞の重複表現
× 「謹賀新年 あけましておめでとうございます」
〇 「謹賀新年」
〇 「あけましておめでとうございます」
「新年明けましておめでとうございます」も重複表現
× 新年明けましておめでとうございます
〇 明けましておめでとうございます
〇 新年おめでとうございます
「一月元旦」や「一月一日元旦」も重複表現になります
そもそも、「元旦」は「新年最初の朝」という意味。
× 「一月元旦」
× 「一月一日元旦」
× 「令和〇〇年 一月元旦」
〇 「元旦」
〇 「令和〇〇年 元旦」
年賀状には「A Happy New Year」ではなく、「Happy New Year」と書く
× A Happy New Year
〇 Happy New Year
「A Happy New Year」は「よいお年を」という意味。
西欧では一般にクリスマスと新年の挨拶を一緒にするので、年越し前の挨拶「A Happy New Year」で良いですが、日本国内のように年越しの後に届く年賀状には「Happy New Year」と書きましょう。
『年賀状の書き方・例文・文例・レイアウト・サンプルと礼儀作法』の関連ページ
・はがきの宛名の書き方
などを加え、日付は「賀状を出した日付」とします。
7日または15日の『松の内』までに相手に届くなら、通常の年賀状で良いでしょう。
それ以降になる場合は、「寒中見舞い」として出し、また、なにかの理由で、もっと遅れた(立春を過ぎた)場合は、「余寒見舞い」として出すのが正しいとされています。
参考:寒中見舞い・余寒見舞い
松の内は、実は地域によってその期間が異なります。
松の内とは、門松を飾っておく期間のこと。
現在、一般的には1月7日までを松の内としますが、15日のところもあれば10日という場合もあるようです。
参考までに、
『関東地方では7日まで』、『関西地方では15日まで』を松の内とする地域が多いようです。
年賀状といえば、最近ではパソコンなどを使い、それぞれ工夫を凝らしたものが目立つようになりました。
コンビニや書店などで格安に販売されている雑誌(年賀状作成ソフト付き)のテンプレートを使い、簡単に年賀状が完成してしまいます。
写真や画像、例文など、さまざまな素材集が使用でき、年賀状作りも大変便利になってきました。
しかし、なんでもかんでも使えばいい、という訳ではありません。
年賀状の基本は、「改まった新年の挨拶」です。
ワープロにしろ、手書きにしろ、年賀状を出す相手(目上の人や友人)によって異なる〝礼儀にかなった内容〟を選んで下さい。
子供の写真入り年賀状も「家族ぐるみのお付き合い」があるなら、上司や目上の人にも出して良いでしょう。
こういった年賀状は改まった相手には出さない方が無難ですが、出産祝いをもらった相手なら、喜ばれる事もあるので、お付き合いの程度で判断しましょう。
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(YouTube 動画)
全集中!誰でも簡単に真似できる年賀はがきの宛名の書き方
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