季語を簡単に言ってしまうと、俳句などでよく使われる、「季節(季節感)を表す言葉」のことですが、具体的にはどのような言葉なのかを説明しているページです。
手紙やハガキを送る際には、一般的に時候の挨拶文・時候の挨拶用語、季節の挨拶文・季節の挨拶用語が用いられます。
この時候の挨拶・季節の挨拶について知っておきたい事、注意点などをご紹介しています。
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漢語調の時候の挨拶は、 “旧暦を使用していた時代” のものです。
なので、新暦による各月の季節感とは “約1ヶ月のズレ” があります。
例えば、「盛夏の候」は7月、「残暑の候」は8月の用語とされていますが、現実には7~8月が盛夏で、9月は残暑が厳しいころです。
そうしたズレを無視して、安易に慣用句を用いると、相手は違和感を覚えますから、その時の季節感に合った用語を選ぶようにしましょう。
手紙を送る地域によっては、相手に無神経な印象を与える挨拶もあります。
例えば、梅雨の時期に常識的な挨拶「梅雨の候」を用いたとします。
しかし、本州が梅雨の真っ盛りでも北海道には梅雨はありませんし、沖縄ではすでに梅雨が明けている場合があります。
同じように「桜花爛漫のみぎり」は4月の用語ですが、東北地方では5月のゴールデンウィークのころが桜の開花期です。
このような理由から、
相手が住んでいる地方の季節感、地域や地形を考慮して時候の挨拶(季節の挨拶)を述べることが必要です。
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