葬式や通夜などの葬儀の会葬のお礼状(会葬礼状)の書き方と例文
葬儀や通夜などの会葬に出席された方々への会葬礼状(お礼の手紙、はがき)の書き方と例文をご紹介しています。

会葬のお礼状の書き方と例文

会葬礼状の書き方のポイント

故人の名前
「亡き父」・「亡父」・「亡き母」・「亡母」・「亡祖父」・「亡祖母」・「故 〇〇」・「故 〇〇儀」などと書き、社葬の場合は「弊社〇〇 故〇〇」・「弊社〇〇 故 〇〇儀」などというかたちで書きます。

 

お礼の言葉
忙しい中を参列して頂いたことへのお礼の言葉を入れます。

 

差出人
はがきでは宛名面左下、または文面の最後に喪主の名前を書きます。
また、横に「親族一同」と書き添えてもいいでしょう。

 

季節の挨拶文は不要
起首(頭語)の 「拝啓」・「謹啓」や、結語の「敬具」などは、入れても入れなくてもどちらでも良いです。

 

会葬礼状の場合、お礼状という意味で「、」や「。」の句読点は、付けても付けなくてもどちらでもかまいません。

 

また、「行頭揃え」なども、しなくてはならない訳ではありません。

会葬礼状(一般)

お通夜や葬儀(葬式)に参列していただいた 一般の方々への会葬のお礼状

「一般の方々へ」の会葬礼状 縦書きレイアウト 見本

 

会葬礼状(ハガキ/カード)

(縦書き レイアウト1)

 

 

 

会葬礼状(カード)

(縦書き レイアウト2)

 

 

会葬礼状を業者に頼むと上図 のようになりますが、「一般のはがき」・「柄なしの白地のカード」・「封書」でもかまいません。

「一般の方々へ」の会葬のお礼状ー例文

 

例文-1

亡き母◆◆葬儀の節は、ご多忙中にもかかわりませずご会葬くださいまして、誠にありがたく、厚く御礼申しあげます。
おかげをもちまして葬儀も滞りなく相済ますことを得ました。
つきましては、お伺いいたし御礼申しあげるべきでございますが、忌中につき略儀ながら書中をもってごあいさつ申し上げます。

 

例文-2

亡き父◆◆◆の通夜に際しましては、ご多忙中のところわざわざご列席くださり、ご芳情のほどありがたく厚くお礼申しあげます。 
取り込み中のこととて、不行き届きの点も多々あったかと存じますが、なにとぞご容赦くださいますようお願いいたします。
略儀ながら書中をもって御挨拶申し上げます。

 

例文-3

謹啓 亡父◆◆◆◆ 儀 ○月○日 九十三歳の天寿を全うし永眠いたしました 生前の御懇情に対し謹んで御礼申し上げます
尚葬儀に際しましてはご多用中にもかかわらずご会葬をいただきご鄭重なるご厚志を賜わり誠に有り難く厚く御礼申し上げます
早速拝趨の上ご挨拶申し上げるのが本意でありますが略儀ながら書中を以って御礼申し上げます

敬具

会葬礼状(社葬)

社葬(故人の属していた企業による葬儀)で、お通夜や葬儀(葬式)に参列していただいた方々への会葬のお礼状

「社葬」の会葬礼状(縦書きレイアウト)

 

はがき/カード

縦書きレイアウト 見本

 

「社葬」の会葬礼状ー例文

例文ー4

弊社 代表取締役社長 故◯○○儀 葬儀に際しましては ご多用中にもかかわらずご会葬を賜り且つご鄭重なる御厚志を賜り有難く 厚くお礼申し上げます
早々拝眉の上お礼を申し上げるべきところではございますが略儀ながら書中を持ちましてお礼申し上げます

敬具 

  平成○○年○○月○○日

〒000-0000 ○○市○○町○○番地

○○物産株式会社

葬儀委員長 取締役社長 ○○○○

喪主 ○○○○

親族一同

会葬礼状(特にお世話になった人へ)

「お世話になった人へ」の会葬礼状(縦書きレイアウト)

故人が「特にお世話になった人へ」の会葬のお礼状

 

手紙(封書)/はがき

縦書き レイアウト

 

「お世話になった人へ」の会葬礼状ー例文

例文ー5

その後もお健やかにお過ごしのことと存じます。
 夫○○の葬儀に際しましては、ご多用中をご会葬いただき、過分なご芳志を賜りまして、誠にありがとうございました。
 ○○様が私と子供達を温かく励ましてくださったお陰で、ようやく今後のことを考える心の余裕が出てきました。
 これから子供達と力強く生きていくことが、家族のために必死で働いてくれた夫への、せめてもの恩返しだとおもいます。
 ○○様には、夫が長年にわたってご親交を賜り、ありがたく厚くお礼申しあげます。
 ○○様のご健勝とご多幸をお祈りいたします。
 まずはとりあえず、心からお礼申し上げます。

かしこ

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