このページでは、けがや病気で病院にお見舞いに来てくださった会社・職場関係者や、知人・友人・親戚などの方々に対して、退院後に快気・全快の内祝いの品に添えて送る「快気祝いのお礼状」・「全快祝いのお礼状」の書き方と例文、ハガキの縦書きレイアウト、見本をご紹介しています。
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けがや病気で入院中にお見舞に来てくださった方や、お世話になった方々に対して、退院後には心を込めて感謝の気持ちを伝えたいですね。
ぜひ“お礼状”を全快内祝いや快気内祝いの品に添えて、現在は完治している(または順調に回復している)ことをご報告し、お見舞いへのお礼や感謝の気持ちを丁寧に伝えましょう。
病気や怪我がほぼ治った状態で、退院後に贈るお礼の品(お返しの品)のこと。
退院後もリハビリや療養が必要な場合や、引き続き内服薬が必要なケースも含みます。
お見舞いに来てくださった方々に、お礼と回復状況の報告を兼ねて贈る場合もあります。
また、退院後の自宅療養や通院が長引く場合は、「御見舞御礼」または「御礼」の熨斗(のし)をつけてお返しの品を送っても良いでしょう。
病気やケガが完全に治った(完治した)状態で、お見舞いに来てくださった方々にお礼と報告を兼ねたお返しをすること。
日常生活に支障がなく、定期的に通院する必要もない場合は「全快祝い」とします。
本来、「身内で起こったおめでたいことに対して、その喜びをお裾分けする」という意味。
お祝いごと(めでたいこと)のあった家が、その幸せをご近所さんや親戚、日頃お世話になっている方々など、親しい人たちと喜びを分かち合うための贈り物。
ただし、お祝いやお見舞いをしてくださった方々に、お返しの品をお贈りする場合でも「内祝い」、「〇〇内祝い」とすることもあります。
会社・職場関係者・取引先に宛てた快気内祝いのお礼状
縦書き レイアウト 見本
はがきの場合、文面に余裕がない時は、“後付け” にあたる「日付」と「差出人名」などは省略し、差出人名を宛名面に記します。
謹啓 秋風の爽やかな季節になりましたが、皆様にはお元気でご活躍のことと存じます。 敬白 |
内祝いの品とお礼状を別に送る場合には、内祝いの品よりも先にお礼状が届くようにしましょう。
『重ね言葉』は使わない
今後、「病気やケガを二度と繰り返しません」ということから “重ね言葉” である「くれぐれ」、「返すがえす」、「重ねがさね」、「次々」、「わざわざ」、「相次いで」、「繰り返し」、「たびたび」、「皆々様」といった言葉は使わないようにしましょう。
堅苦しくなく、かつ丁寧なお礼状
拝啓 ひと雨ごとに秋のさわやかさが感じられる季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 このたびの私の入院中は、皆様からいただいたお見舞いと励ましのおことばが、何よりの良薬になりました。お陰さまで〇月〇日に無事退院し、現在は社会復帰に向けてリハビリに励んでおります。 入院中は多忙な中をお見舞いいただいた上に誠に結構な品まで頂戴し心から厚くお礼申しあげます。 つきましては、心ばかりの内祝いの品を別便にてお送りいたしましたので、ご笑納ください。 末筆ながら、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申しあげます。 敬具 |
縦書き レイアウト 見本
拝啓 〇〇の候 皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。 さて、私こと この度の入院に際しまして、大変なご心配とご迷惑をおかけしながら、過分なお見舞いまで賜り厚くお礼申し上げます。 お陰様でこのたび無事に完治いたしました。 つきましては、心ばかりの品をお送りさせていただきましたので、ご笑納いただければ幸いです。 これからも変わらぬお付き合いのほど、切にお願い申し上げます。 〇〇様におかれましても、どうぞお体を大切に、今後のご活躍をお祈りいたしております。 まずは略儀ながら、書中をもって全快のご報告とお礼を申し上げます。 敬具
平成〇〇年〇月〇日 |
「私の個人のことで恐縮ではございますが…」というような意味で使われる「私こと」や「私儀(わたくしぎ)」は、他の文字よりやや小さめに書きます。
堅苦しくなく、かつ丁寧なお礼状
先日はお忙しい中をわざわざお見舞いにいらしていただきまして、本当にありがとうございました。 お陰様でこのたび無事に完治いたしました。 あれから順調に回復し、〇月〇日に無事退院しておりますのでご報告させていただきます。 病気とは縁遠かった私ですが、このような経験をし、体調管理の大切さを思い知りました。 つきましては、心ばかりの品をお送りさせていただきましたので、ご笑納いただければ幸いです。 〇〇さんにおかれましても、どうぞお体を大切に、ますますのご活躍をお祈りいたしております。 まずは書中をもって全快のご報告とお礼を申し上げます。 |
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