このページでは、お中元の品をいただいた方(会社・ビジネス・仕事関係、個人・一般)へ、お中元のお礼状を書いて送る場合のポイントと、お礼状の書き方の流れ、封書の手紙(便箋)の縦書きレイアウトの見本、ハガキでのお中元のお礼状の例文、親戚や親しい友人に宛てたお中元のお礼状の書き方と例文をご紹介しています。
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お中元をいただいたら、「お中元の品を受けとったこと」や、「感謝の気持ち」を早めに相手に伝えましょう。
親しい友人や親・兄弟・親戚などからのお中元なら「お中元の品を確かに受け取りました。いつもありがとう。」などと、電話やライン・メールだけで済ませることもあります。
しかし、本来はお中元の品が送られて来たら、お礼状(お礼の手紙)を出すのが正式なマナーです。
目上の方やビジネス・仕事・会社関係(取引先など)からお中元の品を頂いた場合には、「封書の手紙で」お礼状を書いて出すのが最も丁寧な方法であり、より感謝とお礼の気持ちが伝わります。
・お中元を頂いた場合には、なるべく早くお礼状を出しましょう。
・お礼状の基本は「手書きで縦書きの手紙(封書)」ですが、はがきでも、横書きでも問題はないでしょう。最も大切なのは、すぐにお礼の気持ちを伝えることです。
・お中元を贈って頂いたことに対してだけでなく、その心づかいに対して感謝の気持ちを伝えましょう。
・自分だけでなく「家族ともども大変喜んでおります。」などと、家族も喜んでいる様子を伝えるのも良いでしょう。
・妻が夫に代わって公的なお礼状を書く場合は、下の例文の中にもあるように夫の名前の後ろ、または下(縦書きの場合は左下)に小さめの字で「内」と記します。
(例 : このページ最下部の「お中元のお礼状(一般・個人・自営業) 例文ー6」 参照)
・今後のお中元を辞退したい場合の「お中元のお断り状」はこちら ⇒ お中元辞退の手紙の書き方と例文
※ 参考ページ
一般的なお中元のお礼状の書き方の流れ
お中元のお礼状では「拝啓」または「謹啓」など。
拝啓=(一礼をして申し上げます・「相手に敬意を示す挨拶」)
謹啓=(つつしんで申し上げます・「特に丁重な場合に用いる挨拶」)
※ 参考ページ
【季節を表わす言葉】
・盛夏の候、(ますますご清栄のこととお喜び申しあげます)。
・炎暑の候、(貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます)。
・梅雨明けから本格的な暑さが続いておりますが、(いかがお過ごしでしょうか)。
・暑さ厳しき折、(皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか)。
・夏空がまぶしく感じられるころとなりました。(お元気でいらっしゃいますか)。
※ 参考ページ
・これに続いて相手の安否をたずねたり、こちらの近況を記したりすることもあります。
・このたびはご丁重なお中元の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
・このたびは結構な品をご恵贈賜り有難うございました。
・このたびは結構なお品をお送り頂きましてありがとうございます。
・このたびは、まことに結構なお中元の品をお送りくださいまして、厚く御礼申し上げます。
・このたびはご丁寧なお心づかいを頂き、本当にありがとうございました。
・これから暑さが本格化しますので、皆様のますますのご健勝と貴社のご繁栄をお祈り申しあげます。
・暑さはまだまだ続くようです。皆様どうぞご自愛くださいませ。
・暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
・まだしばらくは厳しい暑さが続きますが皆様どうぞご自愛下さい。
・暑さはこれからが本番です。皆様どうぞご自愛下さい。
※ 参考ページ
・「敬具」 など
敬具=(一礼をして申し上げました・うやまって申し上げました)
※ 参考ページ
最後に、下記の例文を参考にして「日付」と「差出人名」を記します。
はがきの場合、文面に余裕がなければ手紙の「後付け」にあたる日付や名前は省略します。
(この場合、差出人名は表面に書きます)
ビジネス・会社・取引先へ送る縦書きの手紙・封書・便箋での「お中元のお礼状」のレイアウトと例文
お中元のお礼状「ビジネス」
「縦書き」レイアウト 見本
拝啓 盛夏の候、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。 平素は格別のご厚誼を賜り、深謝申し上げます。 さて、このたびはご丁重なお中元の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。 日ごろ私どもの方こそお世話になっておりますのに、過分なお心遣いをいただき、恐縮に存じ、厚くお礼申しあげます。 これから暑さが本格化しますので、皆様のますますのご健勝と貴社のご繁栄をお祈り申しあげます。 まずはとりあえず書中をもってお礼申しあげます。 敬具 平成〇〇年〇月〇日 株式会社〇〇〇〇 代表取締役 伊 藤 明 |
謹啓 盛夏の候 貴社におかれましては益々ご清祥のことと心よりお慶び申し上げます。 さてこのたびは結構な品をご恵贈賜り有難うございました。ご芳志誠に有難く、謹んで拝受し、茲に改めて御礼申し上げます。 貴社のご発展と皆様のご健勝をお祈り申し上げますとともに、今後とも変わらぬご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。 略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます。 敬具
株式会社 エナジースポーツ 代表取締役 田中 文男 |
謹啓 盛夏の候 貴社におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 さてこのたびは結構なお品をお送り頂きましてありがとうございます。有難く拝受しました。御厚志に改めて御礼申し上げます。 暑さはまだまだ続くようです。皆様どうぞご自愛くださいませ。 略儀ながら書中を持ちまして御礼申し上げます。 平成〇〇年8月 敬具
株式会社 鈴木建設 代表取締役 鈴木 一郎 |
プライベート・一般・個人・親戚・自営業の方へ送るハガキの縦書きでの「お中元のお礼状」レイアウトと例文
親戚や兄弟などの「親しい間柄」の相手へならハガキで送っても失礼にあたりません。
お中元のお礼状(はがき)
家族や親戚とはいえ、お礼状を義理の母や父、義理の兄弟などへお中元の送る際は、あまりラフな印象を与えないような内容にしたほうがいいでしょう。
拝啓 盛夏の候、皆々様にはお健やかな日々をお過ごしのこと、お喜び申し上げます。 私共もおかげさまで変わりなく元気で過ごしておりますので、なにとぞご休心ください。 さて、このたびは、まことに結構なお中元の品をお送りくださいまして、厚く御礼申し上げます。いつに変わらぬお心くばり、恐縮に存じます。家族ともども大変喜んでおります。 暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。 まずは取り急ぎお礼申し上げます。 敬具 〇月〇日 |
(お中元に食べ物を頂いた場合の例文)
拝啓 暑さ厳しき折 舟橋様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。 おかげさまで私たちはいたって元気に過ごしております。 さて、このたびはご丁寧なお心づかいを頂き、本当にありがとうございました。子供達も「あまくておいしい桃だね!」と、大喜びしております。 暑さはこれからが本番です。皆様どうぞご自愛下さい。 敬具 |
「拝啓」「謹啓」などの起首(頭語)を用いない例文
(妻が代筆する場合)
暑中お見舞申し上げます。 梅雨明けから本格的な暑さが続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。 さて、このたびはご丁寧なお心づかいを頂き、本当にありがとうございました。いつもながら細やかなお心づかいに恐縮するばかりです。家族ともども大変喜んでおります。 まだしばらくは厳しい暑さが続きますが皆様どうぞご自愛下さいませ。 お礼まで 石田和春 内 |
「内」は、妻が夫の代筆をした場合に添える文字で、縦書きの場合は夫の名前の左下に小さめに記します。
※ 妻が夫の代筆をした場合に記す「内」の縦書きレイアウト 参考ページ
・お中元辞退の手紙の書き方と例文
はがきの場合、文面に余裕がなければ手紙の「後付け」にあたる日付や名前は省略します。
(この場合、差出人名は表面に書きます)
参考ページ :はがきの宛名(表)面の書き方/連名/レイアウト・見本
※「堅苦しくない」お中元のお礼状の例文は こちら
お中元のお礼状の参考ページ
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